だからコミュ力ってなんだよ

就活なうの私立文系大学3年生がフツーの就活に中指を立てつつ自分らしい就活を模索する日記。

はじめてのグループワーク~協調性とか知らんがな~

 

人生で初めて、就活におけるグループワークというものをやった。

 

大学でGD(グループディスカッション)練習会~~(有料)なるものが開かれていたけどお金を払ってまで参加する気がしなかったのでぶっつけ本番だった。いや、たぶん無料でも参加してなかった。

実は部活(英語会)でディスカッション的なのをする機会がそれなりにあったので、なんとなく練習しなくてもいけんじゃね?という思いがあった。

 

結果を先に言ってしまうと、たぶん爆死した。

 

たぶんって言ってるのは、いちおうまだ結果待ちだから。ふつう何日後ぐらいに結果を連絡するものなんだろ。まだ一週間はたってないけど。手応えはあんまりない。

 

で、今回はぶっつけ本番でグループワークに挑んだバカが感じたこととか反省点ちっくなことを書いておこうと思う。

 

GDとグループワークがどう違うのかはわからないけど、私がやったのは6人1グループになって新サービスを企画するってやつ。わりとよくある感じのかな?

その企業は女性向けの人材サービスやメディア運営をやっているところで、今回のお題は「20~30代の女性が喜ぶ新しいサービスを考える」というもの。参考資料として数人の女性の生活スケジュールとか呟き・愚痴が書かれた紙を渡された。

最初に個人で考えて、その後グループで話し合い、最後は代表者が簡単にアイデアを発表する。

 

で。

私は資料をかなり無視したしかし斬新でニッチなニーズを見事に突いている自信があったアイデアをごりごりメモした。さっきの説明会でも社長が「挑戦心」って連呼してたし!

そのアイデアというのは、「レズビアン&バイの女性限定の相席屋」。

※どこまでを「女性」と定義するかとか、ビアンorバイの分類以外のセクシャリティの女性についてとか細かいところは割愛。

 

これはワークの前の説明会でだれかが「LGBT」というワードを口にしていたのをぼんやり覚えていて思いついたアイデアだった。他のグループと絶対かぶらない自信があった。それに正直、学生だけでこの短時間で考える成果物にクオリティなんてぜったい期待されてないだろうと考えていた。いわゆる「意見をまとめるプロセス」を見てるんでしょ? とどこか上から目線ですらあった。

 

でも悲しいかな。自信があるアイデアを推していく度胸と技術が私にはなかった。

 

お互いのアイデアを見せあう段になって、1人がまとめ役、他の4人のアイデアはざっくりと路線は似ていた。自然な流れで、4人のアイデアをベースに意見をまとめていこうということで話し合いは進んでいった。

おや?

数十秒前まで私のビアン&バイ向け相席屋をおもしろそうに聞いてくれていたのに??

わかってる。

就活生は、興味があろうがなかろうが他人の話を興味深そうに聞くスタイルをとるのがうまい生き物だって。

そもそも資料をほとんど参考にしてないこのアイデアでいくのはリスキーだって。

 

同時に、「ここで自分のアイデアをごり押しするのは協調性ないって思われるよなあ」という気もちが頭をもたげ、私はおとなしく場の流れにしたがった。

 

けれども、さらに悲しいことに、最終的にまとまった意見は無難すぎるしすでにどこでもやってそうだし正直全然いけてないと私には思えた。他グループの発表を聞いている間もうおおおん私たちのがいちばんいけてないいいいうおおおんと心中で嘆きに嘆いていた。

 

で、現在。いまだに選考通過の連絡はない。

予想だけど、評価は個人でつけられてるはずだから、アイデアの平凡さとかよりは特に説得しようともせず自分のアイデアをすんなり取り下げた姿勢が「挑戦心がない」とか思われたのかも。

あーあ。

 

いま振り返ってみて思うのは、そもそも意見がちがったときに「協調性がない」と思われるのにビビったことが判断ミスだったんじゃないかってこと。

「協調性がない」ことを大きなマイナスと見る企業もあれば、そうでもない企業もたぶんある。自分のアイデアに自信があるなら、ごり押しでなく説得力のある言い方で推していけばそれは「斬新なアイデアに周りをまきこんでいける」みたいな評価に変わってたかもしれないわけ。「挑戦心」を連呼してた説明会の雰囲気からして、あの企業はどう考えても後者のタイプだった。

 

あーあ。

 

グループワーク、奥が深い。

明日も別の企業で似たような選考があるからマシにできるといいけど。

合説のときに感じたきもさはあまりなかったし、まあ考えすぎず普段通りやろう。

 

そういえば、前の記事↓

 

whatiscommupower.hatenablog.com

 

で書いた、超自然体で受けた面接通った!

作り込まずにいつもどおりの自分で話すって方針に自信がもてたので、しばらくはこのままいこうっと。

「面接本を無視して自然な会話をする」をコンセプトに人生初の面接を受けてみた話

 

ニクリーチ経由で、外資系IT企業の最初の面接を受けられることになった。人生初の就職面接だった。

 

実は応募した当時はSIerに興味津々だったのだけど、今はわりと希望が変わってwebメディア系の企業ばっかり見てる。なので面接に向かう電車の中で既にめちゃめちゃ帰りたかった。もう入る気がない企業の面接行ってどうすればいいんだ入りたいふりとか器用なことできない…。

 

仕方ないから、面接で話すことを準備するのを諦めた。「面接本を無視して自然体に振る舞ってみたらどうなるのか、やっぱやべえ空気になるのかそれとも意外に好印象だったりするのか」の実験の場にすることにした(てめえ何様だっていう声が聞こえる)。

 

結論から先に言うと、意外に好印象だった、かも。

 

まず、面接してくれた人事の人がめちゃめちゃめちゃいい人だった。なんか全身から穏やかなオーラ。あ、やっぱこういう人が人事になるんだ。

前もってメールで「学生時代に力を入れたこと」について伺いますと言われていた。たぶんこの質問の答え方を書いてない面接本は存在しないと思う。

 

とにかくその場できかれるままに部活(ESS)の話をした。「うーん」と「えーと」を1分間に3回ほど使用した。とにかく正直に話した。

 

「なんで○○(役職)をやろうと思ったんですか?」

「えーと、3年生の人数が少なくて、絶対だれかがやらなくちゃいけなくて、」

 

ずっとこんな感じ。意識高い系の方々からあざ笑いながら生卵を投げられそう。

1時間ほど話した後、フィードバックのようなものをもらった。やっぱり優しい。

 

「大会運営のエピソードは実はプロジェクトマネージャーの仕事に非常に通ずるものがあるよね」

 

まじか。

 

「ただ、アドバイスするとしたら、私に質問されて初めて答えるんじゃなくてエピソードの最初にちゃんとどんな状況だったのか一通り説明したほうが話が早いと思う」

 

Oh. なんかどっかで見た"STAR"ってやつか。Situation→Task→Action→Resultsってやつ。ちぇ、やっぱそういう型にはめて話さなきゃいけないのか。

 

「あ、なんかの面接本で読んだ気がします…」

「え、面接本なんてあんなの全部てきとうだよwww」

 

えっ!!(希望の光)

 

「たしかに、すっごい作り込んでくる学生さんはいるけどね。自分がどんな役割で何をやって……って。でも、みんな同じになっちゃうよね」

 

うへへ。

 

「あとやっぱり、作り込んでるなあってわかっちゃうよね。ずっと何人も見てるんだからさ」

 

うっす。

 

これで落ちてたら笑って下さい。

なんか書いてて「面接でいい雰囲気だったから絶対いけたと思ったのに落ちた」人の話を急に思い出したわ。別に正直なのが好印象だったわけじゃなくてあの人事の人が優しかっただけ説。

 

 

合説がなんかきもくて2時間で帰った話

 

合説の平均滞在時間は知らないけど、たしか朝から7時間ぐらいやってて入退場自由だった。ブースじゃなくて、講演だけやってた企業を1コだけ聞いて即帰ってきた。

 

合説。略さないで合同説明会。なんかでかい広場に大量の企業が集まって縁日の屋台よろしくずらっとブースを並べるイベント。某就活エージェント様によると本来の目的は、マダシラナイキギョウニデアウコト。

 

ところがどっこい、うっかり申し込んで足を踏み入れたら言葉にできないきもさが襲ってきたので、忘れないうちに言葉にしようと思う。

 

まず会場に入った瞬間、大3の私の脳裏に大学入学直後のあの日の光景が蘇ってきた。

私の進路をふさぐたくさんの大人。両脇にずらりと並び手にチラシを持った人の列。四方八方から浴びせられる宣伝トーク

 

そう、サークルの新歓である。

 

私はあの新歓が恐ろしすぎて入学式をやった体育館から駅までひたすらイヤホンを耳に突っ込みμ'sをエンドレスリピートしていたタイプの大学生である。当然、会場に入った瞬間、思った。

 

(あ、無理。)

 

でも悲しいかな、このまま何もしないで帰ったら交通費が……という貧乏性な私が顔を出した。ひたすら歩いて目の前に差し出されるチラシをもらいまくった。唯一ちょっと興味があった出版社の講演時間を確認した。3時間後とかだった。

 

即会場を出てとりあえず目についたファミマのイートインに逃げ込んだ。

 

だって会場にいたらブースに連れ込まれるんだもん。

 

 結局その日は出版社の講演(一対数十人のやつ)を聞いて、交通費を取り戻すため2,3個のブースで説明を聞き、帰った。

すっっごい疲れた。ニクリーチでベンチャーの社員さんと1対1でお話したときよりはるかに疲れた。私、ほぼしゃべってないのに。

 

なんか、「私がキライな就活の空気」にもろあてられたんだと思う。

それぞれの企業で人事の人がハキハキとプレゼンするのを聞きながら、「この話の何割ぐらいがほんとなんだろ」と思った。話す人の息継ぎのタイミングで毎回うなずく他の就活生がまじ無理だった。こういうひねくれた学生は欲しくないだろうなとも思った。

 

たぶんもう合説は行かね。とりあえず前からちょっとずつ使ってるニクリーチとwantedlyに希望を見出す。

 

このブログは、「内定をとってから振り返ってみて思うこと」じゃなくて「現在進行系で就活しながらそのときそのときに感じてること」でいっぱいにしたい。